■ PAGE 15GRADUATE’S VOICE大学受験を迎えるまでには数多くのタスクがあります。限られた時間の中で、それらを同時並行で実行することは非常に困難ですが、手助けしてくれるアイテムがあります。それは学習手帳です。正則高校では一年次から手帳を使用します。授業の時間割だけでなく、毎日の勉強計画や模試・検定試験に向けての日程調節や対策を手帳に書き込むことで、自己管理の手助けになります。また、週に一度先生に提出した手帳は、丁寧なフィードバックを受け、今後に活かしていきます。私が大学受験を後悔なく終えられたのは、手帳とフィードバックのおかげです。正則高校では、行事ごとの振り返りや学習旅行での交流、講師をお招きしての講演会などで多くの人の言葉に触れ、考えや感情を言葉にする機会があります。この経験を経て、自分と異なる意見でも興味深いと思えたり、新たな視点で物事を見る事ができると気づくことができました。そして、自分の意見や考えを言葉にするという作業を通して自分自身を俯瞰して捉え、現状を整理して次に繋げていけるようになった事は、3年間で得た大きな学びです。日常生活だけでなく大学での勉強を進める上でも大きく役立っています。正則高校では入学してすぐにオリエンテーション合宿があります。出会って数日の人々とどう仲良くなっていくか、そして提示された課題に対してへの向き合い方など、ただ勉強しているだけでは得ることのできない学びをこの行事は与えてくれます。体育祭や学院祭といった他の行事でも学ぶことは多くあり、行事を経る度に私の価値観や物事への取り組み方もアップデートされていきました。机に向かい勉強することはもちろん大切ですが、ただ勉強ができるだけでは役には立ちません。学んだことをどう自分に生かすのかが最も大切であると私は考えています。学習手帳の存在が大学受験までの道しるべとなりました青山学院大学 社会情報学部 社会情報学科 荒木 大悟さん「学び」を言葉にする経験を積んだことが、今の私をつくっています東京都立大学 理学部 生命科学科 石橋 葉菜さん学びがあるのは勉強だけではない明治大学 政治経済学部 政治学科 星 斗麿さん卒業生の声進路を実現し、学び続ける卒業生
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