1010Graduate's Voice彦谷 貴子さん横尾 沙織さん【 アメリカ 】(2006 年卒業 )在トルコ日本国大使館赤松 有香さん【トルコ共和国 】(2000 年卒業 )JICA(独立行政法人国際協力機構)マレーシア事務所(2005 年卒業 )フラワースタイリスト守屋 百合香さん【 フランス 】東洋英和の卒業生が、国際社会で活躍できる理由。それを考えた時に、私は curiosity( 好奇心 )、audacity( 大胆不敵 )、optimism( 楽観的 )という3つの資質を思い浮かべます。異なる文化を知ろうという好奇心にあふれ、未知の世界に大胆不敵に挑戦し、常に前向きで楽観的でいることは、多様で変化に富んだ国際社会で生きるうえで非常に重要です。これらは、やりたいと思ったことを常に応 援してくれる先 生や友 人に恵まれ、やりとげる達成感を得る経験をくり返すことで培われるもの。生徒一人ひとりがタラント( 賜 物 )を発 揮して、輝くことができる英 和での日々があってこそ、身につけることができる資質だと思います。毎朝の礼拝をはじめとするキリスト教教育は、アメリカの文化や人々の考え方を理解するうえで手助けとなりました。聖書の言葉や讃美歌は世界のどこにいても心の拠りどころとなってくれます。また、国 際 社 会では「 自分はどういう人 間か 」ということを語る機 会がよくあります。そうした時に、カナダの教 会に起 源を持つ英和の歴史や「 敬神奉仕 」の建学の精神は多くの人に非常に興味を持ってもらうことができました。今はまだ海外で学んだり仕事をしたりといった具体的な将来のビジョンを持っていない人も多いと思います。けれど何かのきっかけで海外に飛び立とうと決意した時、英和で培われた国際人としての素 養は大きな力になるでしょう。どうか「 敬 神 奉 仕 」の精神を胸に、広く世界で羽ばたいてください。柏木 愛さん【 マレーシア 】学校生活を通して育まれる国際人としての大切な資質文化理解と心の拠りどころとなったキリスト教教育これから東洋英和で学ぶみなさんへ(1986 年卒業 )東洋英和女学院小学部から中学部・高等部に進み、慶應義塾大学法学部政治学科に進学。学部時代に塾派遣交換留学生としてスタンフォード大学に留学。慶應義塾大学大学院、スタンフォード大学大学院で両方の修士号を取得後、コロンビア大学大学院の博士課程に進学、Ph.D. を取得。防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授、コロンビア大学政治学部准教授などを経て、現在は学習院大学国際センター教授。(2009 年卒業 )AEA(Actors' Equity Association)ブロードウェイのステージマネジャー海 外 で 活 躍 する 卒 業 生
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