立志舎高等学校|デジタルパンフレット
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TEACHER’S Interview生徒との信頼関係がすべての基本 私自身、そうした指導を続ける中で教師として生徒とどう向きあうかを学びました。まず生徒の目線でものを考えられるようになりました。指導はそうして信頼関係が生まれた後です。生徒に対してはフレンドリーさが大切ですが、生徒と教師の立場の違いを明確にしたうえでのフレンドリーさでないと互いの信頼関係は築けません。生徒の表情や、やっていることは注意深く見て、その理由を熱心に聞いてあげることが大切です。そして常に声掛けをすることです。12平日コース土曜コース土曜コース平日コース生徒の自己管理をきめ細かくサポート 土曜コースは登校するのは土曜日だけで、平日は自分でスケジュールを組んで勉強していくことになります。担任教員は土曜日以外の平日にも出勤し、自習室や質問の電話をしてきた生徒の対応をして、生徒のレポート作成をフォローするほか、進路などの相談にも対応しています。困ったらすぐに質問・相談ができる、学校に行ける。そんな体制で生徒の自己管理のサポートをしています。学力向上だけでなく、人間教育にも取り組む 保護者の方は学校に礼儀や社会性などの生活面の指導も期待しています。そこで、まずマナーをしっかり身につけるところから入ります。まず私たち教師がやって見せ、ハードルを下げ、生徒の心を解きほぐして歩み寄っていくようにしています。生徒一人ひとりに対してこのように取り組むことで、入学当初は姿勢も悪く、授業にならなかった生徒も、熱意で接するうちに変化を見せ、次第に心を開いて信頼を寄せてくれるようになります。「卒業」という成功体験は将来の財産になる 土曜コースの特徴のひとつである「自習室」は、好きな時間に来て、教師に相談したり、友だちと教えあったりする「自ら学び、教えあう」ことを実践する場です。教師に悩みや相談を打ち明けたり、友だちを作って一緒に学校行事に参加したり、学校生活を充実させる重要な場なのです。 今の社会では一回失敗すると、なかなか挽回が難しい社会になっています。しかし、家庭と地域と学校で手を取りあっていくことが大切です。一度挫折しても、高校を卒業することはとても大切なことなのです。学校を出ることによって自信をつける生徒も数多く見てきました。そして何よりも生徒自身がそのことを喜んでいて、卒業してからもよく訪ねてきてくれます。毎月始めに変更可能担任との面談を要します4月・7月・10月・1月の年4回コース変更の試験(面接と作文)が行われます。■ 平日コースとの連動平日コースから土曜コースへの変更、土曜コースから平日コースへの変更が可能です不登校経験の皆さん、起立性調節障害のため朝起きる自信がない皆さん、勉強が苦手で毎日通ってついて行けるか心配な皆さん。少しでも通ってみたい気持ちがあるのならば、チャレンジしてもいいかもしれません。本学のシステムは平日コースと土曜コースを行き来しながら3年間で必要な単位をとって卒業することができます。またその逆に最初は土曜コースで無理なくスタートして、入学してから通う意欲が湧いて来たり、たくさんの生徒とのふれあいの中で勉強や学校行事を楽しみたい気持ちになった時は、平日コースに変更する事もできます。そんなところが新しいシステムで本学独自のスタイルになっているのです。一緒に卒業の日を迎えるまで、担任制で一人ひとりをきめ細かくフォローします。井野崎 徹也 教頭はっきりした目的のある人、自分流のライフスタイルを持っている人には、時間的な制約の少ない土曜コースは理想的な学びのスタイルだと思います。その夢の実現を私たちは全力で応援します。そして、学校行事には積極的に参加してください。きっと高校生活が楽しくなり、充実します。

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