学校法人国士舘では、教育の柱の一つとして中学校、高等学校、大学で一貫した防災教育を行っています。国士舘の防災教育で中学校高等学校大学貫した防災教育を行ています国士舘の防災教育では、基礎知識を学習し、自ら頭で考え、行動するというアクティブラーニングが実践されています。中学校、高等学校では国士舘防災・救急救助総合研究所から派遣された講師によって防災の基礎知識に関する授業が行われています。めの技術である心肺蘇生法やAEDの使用法などについて実習を通じて学びました。特に学校生活や部活動中の事故を想定し、各部の生徒が仲間を守るために積極的に参加して熱心に技術を習得しました。国士舘中学校出身平成13年度高等学校卒業堂本製菓株式会社代表取締役社長柔道部に所属、マネージャーとして高校3年間を過ごしました。3年のとき全国大会で芳しくない結果となり、理由を考えた際に“強い柔道部に自分のような一般生徒が混ざっているからでは”と思い悩んだのですが、当時の監督が引き留めてくださり、インターハイで優勝してくれたことは忘れることができません。世界一をめざす先輩、友人、後輩がいて、彼らがすべてを注ぎ込み目標に向かっている姿を間近で見ることができたこと、そしてその選手たちを支える先生方の、“人として”の指導に触れられたことは大きな財産です。会社経営を行う今、従業員さんたちに声がけする際に思うこと、それは“先生方ならなんと伝えるだろう”ということです。に共助によって多くの人命が救われます。Kokushikan senior high school 202510個性や可能性が生徒の数だけあるように、生徒の数だけその先の将来もあります。その未来・方向性の礎を築くため、多様な様な取り組みを行っています。防災学習探究活動防災の基本は、「災害の仕組み・危険を知り」「自分を守ること」です。国士舘大学防災・救急救助総合研究所の先生方にご協力いただき講義を行っています。さまざまな実例を示していただき、災害を身近に感じることが出来ます。また、本校では全科目で防災に関する授業を行っています。教科横断的に学ぶことで、実社会や実生活における防災的課題を見出し、その解決を目指した探究活動を行なっています。救命講習防災教育の目標のひとつとしてあげられるのが「周囲の救助」ができる人材の育成です。救命講習では、国士舘大学防災・救急救助総合研究所の先生方にご協力いただき、「周囲の救助」のた堂本製菓株式会社代表取締役社長堂本正也さん社会人食う、寝る、出す災害に遭遇した時、もっとも大切なことを端的に表わした標語です。水はひとり1日最低3リットル必要です。食料は1週間分備蓄しておくと良いです。寝る場所の確保と寝具等も重要です。トイレも重要な問題で、袋状の簡易トイレや尿の固まる粉等も事前に知っておくと有効です。自助、共助、公助自分の身の安全が確保されたら、周りの人を助ける共助が大切です。警察、消防等の公助が来る前災害時の通信状況災害時には家族との連絡も困難になります。そのような場合に、知っておくと便利な手段が紹介されます。ボランティア活動の重要性防災・救急救助総合研究所を中心に行われている多くのボランティア活動が紹介されます。防災士資格近い将来、「防災士資格」のとれる講座も予定されています。“国士舘の先生ならなんと伝える?”です従業員に声がけする際に考えることは
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