3年 進学クラス文系Ⅱ類硬式野球部K・Fさん3年 進学クラス文系Ⅰ類剣道部A・Kさん1年 国士舘大学進学クラスH・ さん校長 渡邊 隆先生Kokushikan senior high school 20254国士舘の先生によく言われることは?A・K剣道部の顧問の先生が口癖のようにおっしゃっている、「一生懸命に取り組むのは当たり前」というのと「100%は現状維持、昨日の自分を超えられるように101%を目指しなさい」という言葉です。剣道の場合、追い込み稽古をよく行うのですが、1本目であれば1本目で力を出し切るくらいの気持ちで臨むことで動きもよくなり体力もつき、大会でも勝てるようになりましたし、勉強面でも101%を意識するようになってから成績が伸びました。校長 できることをできる範囲でやるだけではなくて、“100以上”じゃないと気づけないことはたくさんあると思うんですね。指導された先生はその「気づけない部分=一歩先の部分」を見てもらいたかったんじゃないかな、と感じますね。K・F部(硬式野球部)のスタッフの口からよく出て来るのは「継続すること」です。たとえば1週間やって終わりではなく、1週間できたら1カ月、1カ月できたら1年というふうに“小さなことでも継続することで大きなものになるよ”と言ってくださるので、そこが勉強面でも野球の面でも成長につながったかなと思います。校長人にやらされての継続というのは地獄でしかないですよね(笑)。大切なのは意志を持って自分から継続すること。そしてその大切さに気づけたからこそ、さらに継続していく…という流れができます。それが自分の目標に向かって努力を続けるということにつながっていくんだと思いますね。さんは今春入学ですが、国士舘の先生の印象は?H・生徒との接し方、授業の進め方や教え方も丁寧な先生が多いです。たとえば授業であれば私たちが理解しているかどうかをつねに見てくれているように感じられるのです。そのなかでわからないことがあれば、ちゃんと理解できるまで教えてくださったり。そういったこともあって勉強に対するイメージが「嫌い」から「好き」に近づいています(笑)。A・K 勉強面でも部活動でも面倒見は本当にいいと思います。それは卒業されたOBの方々もそうです。部でも代が被っていない卒業生が稽古をつけてくださるなど、国士舘は先生も先輩も、生徒のことを自分のことのように考え、つながりをとても大事にしてくださっている印象です。校長勉強でわからないことを理解できるようになる、部活動でできなかったことができるようになる。その積み重ねが「継続」にも結びつきますよね。K・F礼儀を重んじるのも国士舘らしさかなと思います。人として、当たり前のことを当たり前にするべきことを勉強以前に教えもらっている感じです。そこは社会に出ても必要な部分なので、いい環境だなと思います。H・ロングホームルームや総合探究、授業でも社会のこととか色んなことを学べているので、内面も磨かれる場所だと私も感じます。校長礼儀って人と接すること、人との信頼関係を築く一番基本的なことだと思うんですよね。「国士」とは“人のために”ということですが相手の信頼を得られなければ人に尽くすなんていうことはできません。本校を卒業し、世界で活躍している人はそういった部分を在学中に身をもって知り、そしてそれを大切にしている人なのです。そういったことを部活動、勉強など学校生活を通して見つけていく。国士舘での3年間はそのための時間にしてほしい。それが私たちの願いです。一生懸命に取り組むのは当たり前自分を超えるためには101%の力を対 談勉強面でも部活動でも面倒見がよく、つながりを大切にしてくれる先生方国士力
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