国学院大学久我山中学高等学校|デジタルパンフレット
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卒業生 竹林 綺夏さん國學院大學 卒業 TOPPAN株式会社 勤務社会人|2019年3月卒業6年間の学校生活を振り返ってみると、そこにはただただ自分の楽しいことに夢中になれた時間が流れていました。中学では部長を務めた茶道部で非日常的な幸せな時を過ごし、高校ではソフトテニスをやりながら、同級生が立ち上げた新聞部の活動にも奔走しました。私の“楽しいこと”は校内にとどまらず、外部の演劇サークルにも入って、表現することの奥深さも追求しました。そんな私のちょっと多忙な日常の中に、ふと立ち止まることのできる、ゆったりとした時間もありました。それが6年間ずっと一緒だったクラスメートたちとの学校生活です。「勉強しなきゃ」というよりも、「勉強しないとね」みたいな雰囲気が、きっと自分に合っていたのではないでしょうか。女子校志向とかはありませんでしたが、結果として自分が素のままでいられる環境に居心地の良さを感じていました。授業時間さえも楽しく、思い返せば体育の授業なのに、なぜか運動を始める前に講話をする先生もいました。卒業生でこんなふうに頑張っている人がいるとか、頼まれごとは2つ返事で「はい」と言いなさいとか、テーマはその日によってさまざまでしたが、人としてのありようを教えてもらったような気がしています。実際に自分が就活をするとき、「その先輩のようになれるかな」、「頼まれごとを快く引き受けられる人になりたいな」と、そんな想いを巡らしながら、意外にもプレッシャーに負けることなく、楽しく企業訪問している自分自身がいたからです。今までも目の前にあること、自分がやってみたいことに全力で当たっていたので、これからも全力で向き合う自分であり続けたいです。さらにもうひとつ、好き嫌いで物事を判断するのではなく、まずは行動してみる姿勢も大事にしていきたいです。「実はこんな先輩がいてね」と、いつの日か後輩たちに伝えてもらえるような卒業生の一人になれたら、それもまた“楽しいこと”になる気がしている私です。12楽しいことに夢中になれた6年間の生活に感謝して今後も楽しむことに全力で!

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