21 アメリカ東部メリーランド州にあるセントポールズ校は通学制の私立学校で、その卒業生のほとんどが大学進学をめざしています。初等部が共学で、中等部、高等部は男女別の学校となります。800名の全学生のうち、約250名が高等部で学んでいます。学生数は1クラス18人以下で、教師1人当たりの生徒数は10人という少人数教育を実現させています。 セントポールズ校は1849年にボルチモアのセントポール教会の教区学校として設立され、現在はボルチモア郡郊外の、18世紀にブルッグランド・プランテーションがあった歴史ある場所にそびえています。修復された本部棟に加え、蔵書2万8千冊を抱える3つの図書館、3つの体育館、2つの芸術センターと新しく建築された礼拝堂があります。スキル養成プログラムがあります。留学予定の生徒の留学準備を支援するとともに、留学から帰国した生徒のさらなるスキルアップを行っています。帰国子弟入試(中等科) 1980年度より、海外からの帰国者および帰国予定者を対象に一般の入試とは別の選考で帰国子弟入試を行っています。海外での貴重な体験を有し、特長のある生徒が毎年約15名入学しています。ニュージーランド短期研修(中等科) 中等科2年生の希望者を対象に、9泊10日の海外短期研修を行っています。ホームステイをしながら現地の中学校で実際の授業を受けます。交換留学生として高校でとても良い経験をさせていただきました。高等科はとてもアットホームな雰囲気で、新しい友達もたくさんできました。ハイライトの一つは沖縄への修学旅行と北海道でのスキー研修旅行でした!また、文化祭では、私たち留学生は古典落語「寿限無寿限無」や能の舞を披露しました。クラブ活動に参加したり、放課後友達と遊んだりしてとても楽しかったです。私が困難に直面したときはいつでも、先生たちはすぐに私をサポートしてくれました。学習院高等学校での日々を振り返り、素晴らしい思い出と経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。プナホウスクール・サマープログラム(高等科) 3年ごとに開催されるハワイのプナホウスクール主催の国際交流プログラム(SGLI)。世界各国から集まった高校生達とグローバルな問題について議論を重ねます。通年で課題に取り組み、夏には高等科から選抜された3名の生徒が、約2週間に渡るプナホウスクールでの研修に参加します。その他 国際交流支援団体が行う短期プログラムやオンライン交流会なども紹介し、多くの高等科生が自主的に参加しています。語学教育センターの特別プログラム 学習院では、女子大学の語学教育センターが中心になって、小・中・高・大学の垣根をはずし、レベル別・目的別の英語学習支援を行っています。■英語力養成コース通年で、「聴く・話す」力を伸ばします。留学準備コースやTOEIC・TOEFL対策コースも設置。■イングリッシュ・セミナー夏休み中の集中講座。12のレベル別のクラスが用意されています。留学派遣生支援プログラム(中・高等科) 協定校St.Paul’s Schoolから招聘した教員によるワークショップやアカデミック【公認留学】2023年度高等科卒業アメリカに留学(2021年8月~2022年6月)大内 聡太 私は、セントポールズ校協定留学を通じて、アメリカ、メリーランド州ボルチモアに10ヶ月間留学していました。留学を通して、「母国語ではない言語で人と通じ合う楽しさ」を学ぶことができました。特に留学して初めの方は、英語がうまく話せませんでしたが、身振り手振りを交え、友達ができたときはとても嬉しかったです。また、異なった文化の中で、異なった言語で、勉強し、生活することは、とても良い経験になりました。 学習院高等科の大きな強みとして、毎年20名前後の生徒が留学に出発していることが挙げられます。留学先で十分な成果を得たことが認められれば、留年せずに自分の学年へ進学できる制度があるので、協定留学に限らず、民間の留学団体を通じて、留学する生徒が多くいます。また、学習院では、他国からの留学生の受け入れも行っている上、様々なワークショップもあるので、国際交流の場がたくさんあります。国際交流を通じて、目白から世界へ飛び立ちましょう。【留学生】フィンランド出身(2023年9月~2024年7月)オーッコネン・トゥオマスGAKUSHUINBOYS' JUNIOR HIGH SCHOOL & BOYS' SENIOR HIGH SCHOOL生徒の声学習院は、世界に羽ばたく生徒たちの未来を応援しますSt. Paul's School セント・ポールズ・スクール
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