24 学習院中等科の特徴は何といってもその環境です。山手線目白駅から徒歩0分という通学しやすい好立地にありながら、木々が生え、四季を感じることができる自然豊かなキャンパスの中で都市の喧騒を感じずに学校生活に集中することができます。この学校は都心の真ん中にありながらそれを感じさせないほど広くて自然豊かな環境が揃っています。大学や幼稚園とも併設しているため、人工芝と土のグラウンドが合わせて二つに体育館と室内温水プール、野球場やテニスコートなどの施設が充実しています。これを活用して体を動かしたり、活発な部活動で自分の好きなスポーツを楽しむことができます。 中等科は男子校です。男子校では女子の目を気にしない分過ごしやすく、好きなことに集中できます。また個性豊かな気の置けない友達とも出会うことができ、広い学校で伸び伸びと好きなように楽しく三年間を過ごすことができます。校則が厳しいといわれることもありますが、入学してみると意外と校則の厳しさを感じることはありません。学習面ではベテランのユニークな先生が楽しく興味を持てるように工夫して指導してくださいます。授業では専門的な内容も扱いますが。先生方にわかりやすく教えていただけます。多くの生徒がそのまま高等科に進学するため、学習にも余裕があり趣味や部活動など自分の好きなことに時間が使えます。これも中等科の大きな魅力です。 中等科に入学すれば、緑豊かで広大なキャンパスの中で伸び伸びと充実した毎日を過ごすことができます。ぜひ、学習院中等科で楽しい三年間を過ごしてみませんか。 学習院高等科は、単純に設備に恵まれていると言えます。屋内の温水プールに人工芝の多目的グラウンド、ジム、大容量の図書室、ニッチな所で申し上げますと授業で稀に使用する地下の標本室などが挙げられます。因みに僕個人としましては、僕が野球部に所属しているということもあり、敷地内にかなりレベルの高い野球場があることが一番印象的でした。また校則も制服に関連すること以外は殆どなく、高校生一人一人の自主性や個性が尊ばれています。 このように、のびのびとした高校生活を送るには十分過ぎるほどの環境に囲まれていると言える学習院高等科ですが、言ってしまえばそのブランドが故に、「中等科から上がってきた人たち、何か鼻持ちならなそう……」という感じのイメージをご入学前の方々が持っていらっしゃる、ということが多々ある気が致します。事実、僕も高等科からの入学でしたので、そのような思いは入学前は少なからずありました。しかしそれはただの思い過ごしであったということを、入学してすぐに思い知らされました。そこには、「自分のことは自分で決める」というリベラルな校風を最大限活かして、誰とでも分け隔てなく接し、かつ各々の将来に向けて前に進まんとする姿勢の人しかいなかったからです。そこで僕は、「成程、これなら僕も成長できそうだ」と思い、同級生と互いに切磋琢磨し、今に至ります。 繰り返しにはなりますが、学習院高等科は数ある高校の中でも本当に恵まれている方だと断言できるので、皆さんも是非ご入学されましたら、この環境をフル活用して新しい自分を見つけ、目一杯高校生活を堪能して青春の1ページを彩りましょう! クラス担任を「主管」と呼び、各学年のホームルーム教室のすぐそばに学年の主管の部屋「主管室」があります。ここが学年ごとの教員室となります。大教員室とは別に、各階に分かれる学年ごとの主管室を設置することにより、きめ細かくすばやい生徒への対応を可能にしています。 たとえば、いじめというような陰湿な行為が起きたとしましょう。その場合でも、早期に発見し、主管を中心にして、他の教員も一緒になって解決法を考えることができます。 各学年の主管は、自分のクラスだけを担当するのではなく、学年の主管がチームとなって学年全体を担当する体制をとっています。普段の学校生活における人間関係や学業、進路などの相談に乗り、生徒一人ひとりの個性を尊重した指導をしています。中等科3年生徒会長今井 陽大▲放課後の主管室の様子高等科3年総務委員長佐々木 伊織多感な中・高6年間。常に生徒たちの心を育て、ケアをする体制が整っています。生徒の声主管室生徒と教職員と家庭の連携/学習院Q&A連携・Q&A
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