武蔵高等学校中学校|デジタルパンフレット
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社会14特徴的な自然地形(多摩川河口干潟、鋸山)、近世から近代期の社会インフラ(多摩川上水、三鷹水車)、戦災遺跡、博物館などを訪ねる日帰りの巡検を行っています。教員主導が多いですが、生徒が発案して実施する場合もあります。私たちが生きる社会は、自然環境の中にあって、過去の積み重ねの上に成り立ってきたことを、さまざまな観点から学びます。中学では国内を学ぶ「社会1」、海外を学ぶ「社会2」の2科目を設定し、中学3年の「社会2」で学習の総まとめとして卒業研究を課します。高校では、まず歴史、地理、政治経済、倫理というそれぞれの学問分野の基礎を学びます。上級学年では選択科目の探求的学習にすすみます。自らが興味関心を持つ分野の中で、研究課題となり得るテーマを設定します。先行研究の文献やデータを収集し、現地調査など行い、考察を深めて授業での中間発表と議論を繰り返します。最後には論文の形式にまとめあげます。学期のまとめとして、古今東西の学問的蓄積を参照し、現代社会の課題についてディベート(議論の試合)をします。武蔵で培った探究のスキルを活かし、リサーチ、議論の組み立て、進行をすべて生徒がこなし、発信型の学力を身につけます。卒業論文テーマ例・1918年米騒動と新聞記事ーーマスメディアが社会に与える影響・ケルト民族におけるドルイド僧の政治的役割とその影響について・特撮番組から探る“正義”の在り方ーー平和のための暴力は現代に受け入れられるのか・土壌汚染対策法改正について・中山間地域における高齢者の自動車に代わる移動手段について・羽田空港におけるバードストライク対策の有効性と新たな対策の提案・城郭から考える多摩山間部の戦国時代ーー中世城郭の変遷を追う山上学校 赤城山の地形図制作▪高二地理巡検▪中三卒業論文▪高二倫理「哲学探究 ―ディベート―」

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