法政大学中学高等学校|デジタルパンフレット
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教員O 今日は本校の教育方針「自主自律」をテーマに、等身大の生徒の話を聞きたいと思い、中学と高校の各生徒会執行部のみなさんに集まってもらいました。みなさんが、どんな時に本校の「自主自律」を感じるのか聞かせてもらえますか?生徒U 僕は高校から入学し、剣道部に入りました。そこで驚いたのは、練習メニューはもちろん、部活運営のすべてを生徒が自主的に行って稽古していることでした。もちろん必要に応じて顧問の先生や指導してくださる卒業生の先輩にも相談しますが、基本的に生徒T 私は高校に入ってから、スポーツ大会や修学旅行実行委員を経験するなど行事に関わることが多くなりました。今は生徒会執行部にいますが、いずれもルールを決めるのは生徒に任されています。ルールの大枠はありますが、先生はあくまでサポート役として見守ってくださるスタイルに、「自主自律」がよく反映されていると思います。生徒M 法政中高の「自主自律」という漢字は「自分で立つ」ではなく、「自分を律する」ですよね。それがよく表れているのが、スマートフォンに関する校則の部員同士で声を掛け合い、自主的に進めています。他の部活の友人からも生徒主体で部活動の練習を進めていると聞いています。改定ではないでしょうか。高校では、2024年度から、高校生は休み時間に校内でスマートフォンが使えるようになりました。時代に合わせ、よりよい学校生活を送れるようにしたいという生徒の要望から出発したものですが、それにはまず、授業中はスマホに触れないなど自分を律する必要があります。それができることを前提に、校則を改定できたことが法政高校の特色と言えます。教員O 中学生のみなさんはどうですか?生徒K 生徒会執行部は、入る前は決められた行事にだけ関わるイメージでしたが、入ってみると、行事だけでなく、それぞれのメンバーがいつも学校全体のことを自主的に考えているんだなと21 HOSEI UNIVERSITY JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL 法政中高の「自主自律」は どんなもの?生徒  教員 対談Hosei Conversation

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