自由学園中等部・高等部|デジタルパンフレット
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P■a■t■c■l■S■i■n■eP■a■t■c■l■S■i■n■e埼玉県飯能市(上名栗)に学校林を所有し、2万4千本のスギ・ヒノキを代々育ててきました。近年では市と連携して森林認証制度を取得し、育てることから木を活かし利用することまでを行っています。校舎改修プロジェクトではロッカーの扉づくりに活用されました。日本の林業の課題や木の特性について学習し、持続可能な世界をつくるために国産材が担う重要性について学びます。2018年には、学校林のヒノキを使って「自由学園みらいかん」が建築され、主に12歳以下の子どもたちの活動の場として活用されています。自由学園の一部の机は、岐阜県郡上市にある森から採れた14種類の樹種を使用しています。2016年以来、生徒たちはその森での伐採や製材、加工などの作業を体験し、ものづくりで森づくりネットワークの支援を受け、伐採後の森林の状態も調査してきました。2023年度は、伐採から6年が経ち、皆伐地にはミズメやブナ、ヤマザクラやミズナラが芽吹き、シカ対策の効果もあり、森林が成長している姿を観ることができました。地域おこし団体と休耕田の復活プロジェクトにも参加し、下駄を製作して白鳥踊りに参加するなど活動の幅が広がっています。自由学園 中等部・高等部 School Guide 2025東日本大震災を機に始まった石巻市北上町十三浜でのワカメ漁支援活動。震災から13年経つ今も、漁師の方々との交流が受け継がれ、現在も支援活動が続いています。脱炭素チャレンジカップ2020で「木の学び〜森づくりから木材利用へ 生徒の歩み~」が文部科学大臣賞を受賞。1950年から続く植林活動と森づくり活動が一つの成果を得ました。コロナ禍を機に始まった路上生活者支援では、ボランティア・スピリット・アワード2021で最高賞の文部科学大臣賞を受賞。評価をきっかけに、生徒の活動を支援してくださる団体が広がり続けています。19人と社会ー 「地球問題・社会課題」とつながる。自然と学林―「地球・資源」とつながる。植林から間伐、伐採、製材、木工までウッドデザイン賞2018,2019受賞支援活動やソーシャルアクションなど、実際の行動へ森を見守る活動も

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